羽咋ドローンズ

石川県羽咋市で活動中のドローンチーム。

その他

今日、とある学校へ付き添いで行ってきました!

急な寒波でした。家をでた時は小雨みたいなみぞれみたいなかんじでしたが、現地が近づいてくると雪景色でした。

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さぶっ!

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いらっしゃい冬!

早く帰って冬!

私は冬がやっぱり嫌いですw

まーインスタみたらどこの学校に行ったのかは見当がつきそうですが、そこに貼ってあったポスター、いつもむかっとしてしまいます。これ以上悪質な初心者マークさんを量産しないでいただきたい。あ、学校のカリキュラムにもあるそうですが、そっちは応援したいw

私は、ドローンスクールには行く必要は無いという考えでいます。同じ考えの方が既に記事として公開されていたのをみつけたので、この場を借りてご紹介させていただきます。

ですが、今ドローンスクールによる「囲い込み」は確実に進んでいるようです。

例えば、とある業務用測量ドローン。これ、購入するには某ドローンスクールの修了書(?資格証)をもって測量コースを受講し、その修了書をもってないとダメとか。

このパターンを上手にマルチに展開し始めています。

「ドローンは独学と航空局発行の飛行訓練マニュアルに基づいてとっくに上手くなってる。測量で活用したいので測量コースを受けさせてほしい」はダメ。いやー!商売上手!

で、私は建築については2級建築士どまりですが、一応その業界は長かったので、わかる限りのアドバイスをしますが、測量はやはり測量士の資格レベルでの知識はあったほうが良いです。

ドローンには資格は存在しませんが測量の世界には存在している。

私が建築士の資格をとるのにお世話になったスクールも、全国にありますから、ドローンを測量に活かしたいのであれば、まずは測量士補からはじめてみてはいかがでしょうか。

http://www.ksknet.co.jp/nikken/index.aspx

私も過去に興味半分でMavicProによる3D測量をちょろっとやった事があります。

実は簡単な求積くらいならMavicProでも充分つとまるようです。アプリを使って測量範囲を指定、開始で、あとはぽけーっとクチをあけてドローンの帰還を待つだけ。細かい事を言えば、飛行範囲に障害物等が無いかとか、高さを保てているかとか、注意すべきところはあるのですが。

で、それでいきなり3Dデータになるわけではないです。Mavic ProのSDカードには莫大な写真がw

それをサービスに送りつけて、あとは3D図形が完成するのを待つだけ。

で、これはクラウドサービスを利用したもので、毎月数万の課金制です。ソフトを買い上げる事も可能で、私が調べた時は80万円。

ドローン屋には、まるっと導入というメリットはまだ少ないと考えられます。逃げ道的には、測量屋が3Dアプリを買い、ドローン屋は撮影だけしてデータを渡すところまでを行う方法。

ですが、よーく考えてください。MavicProは20万円とか。10時間飛ばせば、前後左右動かせるようになれば、航空局は許可をおろしてしまわれる仕組み。私がドローンを知らない測量屋なら、まずドローンを飛ばせるようになって自社内で済ませる方を選びますねー。

建設現場にはもうドローンパイロットは居る。欲しいのはドローンが飛ばせる現場監督(社畜)。

ICT(i-Construction)となんだかベタなネーミングで普及が加速している国交相のドローン活用。これも昨今では普通にゼネコン内にドローンとパイロット(社員・現場監督)がいるので、「ああ、ドローン飛ばすだけな人は要らないわ〜」です。

ですので、現場の進捗や工程管理でドローンパイロットとして食い込みたかったら、おすすめの資格は「施工管理技士」。こちらも先に紹介した資格学校でお勉強され、試験に合格すればOKです。

お家の屋根点検ですらドローンパイロットは要らない時代。

はい、だって私みたいに瓦職人+建築士+危険度判定士+長年の経験(ドローンも建築もどっちも)がある人間がもうやってますからねw

闇雲に屋根の全体が撮影できたらOKってもんじゃないんですよ。一応点検ですし、何度も飛ばしに行ってたのではガソリン代がいくらあっても足りなくなります。オンタイムで怪しい箇所を見つけ、近づき、家の人にその場で確認してもらえるだけの「目」と「説明スキル」は必要です。
仏頂面でドローン飛ばして屋根をパシパシ撮影して、「…はい、コレSDカード。」とか、要らねーってなるのは誰もが想像できる事ですね。

これからは既存資格(プロフェッショナル)+ドローン(おまけ)の時代。

私は建築畑ですので、偏った情報にしかなっていないのかもしれませんが、こんな辺鄙な田舎でも、建設会社は社員がドローンで現場を撮影しています。自社が設置している太陽光パネルの点検ももうやってるんじゃないですかねー。

映像制作というお仕事も、コネで繋がっている状態がつづいていますが、昨今の映像表現力の「差」でふるい分けがはじまっているように思います。自律飛行型をただ上下左右に飛ばす事くらい、ADさんにでもやってもらっておけば良いと考える人も出ていますね。映画でもつくるわけじゃないから、高価なインスパとかP4Pとかも別に要らなくなってたり。テレビ放送って特別なもの以外は1080pで動かしますからね。

私は農家ではないので、実はさほどの興味は無いのですが、農薬散布ドローンももしかしたらドローンを取り扱う技術は二の次で、薬品の事、葉の病気の事、それら案件を効率よく見つける目を求められるのであれば、既に農業をされている方がドローンを買ってくる方が経済的に思えてきます。

「これからはドローンの時代」と先行投資でドカドカDJI買い揃えてた空撮業者さんは、そろそろ淘汰に備えて売りさばいて逃げる準備をした方がよさそうです。もしくは、ちゃんと資格(ドローンパイロットじゃなくて、先に述べた測量士とか建築士とか)をとって、淘汰に備えてください。

多分ドローンスクールの次のターゲットは一般層(富裕層?)

手っ取り早くドローンが飛ばせるようになりたいと考える人は大勢いる事が私もここ1、2年の活動の中でわかってきました。実際にいきなりDJI買っちゃってる人も普通にいますからねー。

もともとヘリラジ経験者がドローンをきっかけに空物を再開したとか、結局忙しくて全然飛ばせていないなど、今の所事故は無いみたいですが。責任も伴う行為(事故ったら弁償・賠償)ですが、楽しめているんでしたらそれで良いかと。

羽咋ドローンズは一般の方、それはもう子供からお年寄りまでドローンのイベントにてドローンの楽しさを伝え続けているつもりです。その中にはルールの事や、テクニックの事、メカニックの事も含まれます。
やってる事はドローンスクールとさして変わらない!?w

壊れたドローンを直したり、セッティングもしたりと、販売店的な事もしてますかね!?

どうなんでしょう。ドローンスクールって、「このドローン直して?」とか「BeeCoreのセッティングして?」とか、やってるんでしょうか。んー聞いておけば良かったですねw


瓦屋です。屋根調査をドローンでしたかったのがきっかけでドローンを始めるも気がつけばドローン屋と言われる事が多くなっています。

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